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1970年代後半

自転車業界が昭和になって2回目の自転車ブームに沸いた時代に
売り出されたツバメ自転車のHurry700。

130824


1.フレームがクロモリ鋼である事を自慢しているが、
 実はクロモリ鋼を使っているのは前三角のパイプだけ。
 微妙に誇大広告感を漂わせます。
2.コッターレスクランクを自慢しているが、現代人には何のことか解
 らない。確かに当時の実用車はまだまだコッタードクランクが主流。
 しかし、コッターレスクランクを誇れば客が増えるのかは不明。
3.有色アルマイト仕上げが安くなってきた時代だったので、妙に金色
 アルマイト仕上げした部品が多い。
 金色にすれば強度が向上するわけでは無い。
 リムなんてブレーキを使うだけであっという間に金色アルマイトが剥
 がれる。
 金色部品の高級感に吊られる客が多かったのかは不明。
4.レンチ式軽合金ポストとは、実用車で主流だった六角ボルトで臼を
 引き上げるタイプではなく、格好良い六角レンチ(アーレンキー)
 で斜臼を引き上げるタイプのアルミステムだと言う事は解るが、カ
 タログに書く自慢する内容なのかどうかは謎。
5.スポーク長さと本数を仕様書に書いている理由は、当時のスポーク
 は材料が弱く熱処理も甘く良く折れていたから。
 これは自転車屋さんに必須の情報でユーザーには関係無い。
 正常なスポークを外して長さを確認する手間を省いているだけ。
 ある意味、このスポークは折れますよと言っているのと同意。
6.フレームポンプの「直付シリカタイプ」ってのは、シリカのポンプ
 をコピーした品が付いてますよと言う堂々たる表記。
7.10段変速のギア比の記載があるが、それまで主流だった650タイプ
 のタイヤとはタイヤ直径が違うから同じ土俵で表記はおかしいのだ
 けど、そんな細かい事はどうでも良いと取りあえず数字を羅列。

全てに勢いを感じます(笑)
そして、たった1ページのパンフレットで日本のレベルが読めます。

これらは、Made in Japan が信頼のラベルになる少し前の話。

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