データ形式
取引先Aの正式図面データはTIFF。
取引先Bの正式図面データはDWG。
取引先Cの正式図面データはInventorのipt。
取引先Dの正式図面データはJWWとJWC混在。
取引先E ・・・
ともはやどうにもならない状況。
仕事(内容)は請けられるけど取引先が要望するデータがだせない
から「断る」回数が増えた。
特に3D-CAD関係は多い。2D-CAD関係は力業でどうにか出来るが
3Dに関してはどうにも出来ない。
画像データがPDFに統一されTIFFが減り、
2D-CADデータが2005くらいのAutoCAD-DWGで統一され、
3D-CADデータがASCII(SAT)形式が中間ファイル標準となり、
IGES(ANSI規格)が消え、
ISO10303のSTEP規格が安定すれば、
下請け業者の無駄な苦労は少し減る(笑)
パーソナルなコンピューターとパーソナルなアプリケーションが
勝手気ままに進化していった事の弊害は末端ユーザーに集約
されています。
過渡期だとは感じますが、この先どうなる事やら・・
無駄な設備投資や振り返ると無駄だった「覚える時間」ってやつ
を今後は減らせる方向に進んでくれる事を祈るばかり。
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コメント
あれっ?機械系の3D-CADではParasolid系の方が多いって認識でしたが、そうでもないのかな。
SATはDXFと同じく1企業の内部形式ですが、それがDWGのようにオープンになる事はないでしょうね。
3Dに関しては、ユーザー数の絶対数が少ないので、これから大きく進化する事はないかと。
個人的にはB-repのトレラントモデリングとか、やたら高次のNURBSにしちゃう奴とか消えて欲しいですね。
中間形式以前に元がダメなものはどうしようもない。
投稿: tessie | 2012年4月 4日 (水) 12:49
>Parasolid系
世間的には多いのですが、地域的(企業的)に一時期Inventor+ANSYSって状況が
急激に増えていた反動が今です。
解析がコスモス→ANSYSにかわった(弊社も)所が多く、その後InventorがANSYS
を止めた事で一気にSolid works陣営が増えました。
値段も解析込みで1台100万以上の差が出るのでみるみる流れが変わりました。
大手は流れを簡単に変えられるけど中小はついていけないので大変。
SATはANSYSに問題が無いので言う事無しなのですけど。
3Dはドラフターから2D-CADに置き換わった速度を考えると非常に歩みが遅いの
ですが、設計の新入社員に2Dを教える気はしません(賭けみたいだけど)。
そう言う色々なものをかんがみて、ちゃんとした中間ファイル形式が完成すれば
良いのになぁ、と本気で願います(笑)
投稿: 高橋@works | 2012年4月 4日 (水) 13:25
仕事柄IGESファイルはいろんなベンダーのものを解析したりする訳ですが、最近は随分とマシにはなってきてます。
解析は本業じゃないので詳しくはないのですが、結局はメッシュにしちゃうんで曲面の精度とかではなく、B-rep(Solid)でこないので、位相がなくなるせいですかね。IGESでもB-repはありますけど、大多数は単独曲面できますからね。
IGESでも出力側を調整すればマシになる事はよくあるのですが、それを取引先に望むのは無理か。
SWは時々いじる事があって(モデリングじゃないです、プログラミングで)、あれはアレで、まぁ、なんつーか、塊魂のような節操のなさと肥大っぷりがスゴイですね。乗り換えても、乗り換えなくても、大変ではないかと思います。
しかし交差とか基本的な事を知らずに3Dだけをやると、本当に仮想空間だけに存在するモデルを作っちゃいますよ(笑)
投稿: tessie | 2012年4月 4日 (水) 22:58
商売として微妙な時期になっています。
意地でInventor+ansysをバージョンアップせず使うか、
全員SWに乗り換えさせるか。
SWが安売りするのが問題。
投稿: 高橋@works | 2012年4月 5日 (木) 00:13