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考える事

理由の説明が出来ない物事は宗教・思想問題だけでそれ以外の出来事には
ほぼ説明が付く理由がある。
結果を知った後理由を付けるのは簡単だと言うが、結果を知っても理由を
考えない人は先に進めない。
考える事が重要。

車に例えると、おおざっぱに言えば形で死角が決まります。
車体形状でありミラー形状でありミラーの付いている場所でありそれら全て
を含んだ全体の形の話し。
死角が変わる事を理解出来ていると、周りにいる車たちがどんな動きをして
来るのか可能性を想像出来ます。
高速道路の追い越し車線を走行中でも走行車線の車形状を見ていればどのタ
イミングでふらっと出てくる危険性があるかは想像出来ます。
なぜ想像出来るかは「自分がその形の車を運転してびっくりした経験がある」
から想像できるのです。
そう言う意味で枯れ葉マークや若葉マークは非常に効果があります。効果が
解らない人は危険運転手かもしれません。

そして、改善出来るところとどうにもならないところは常に混在します。
室内空間を広くとった車は回りの車の視線を無駄に遮ります。
背の高い車は窓硝子の上下寸法を広げないと足下が見えません。
窓硝子を大きくとると暖房効率や冷房効率や事故時の生存率は下がります。
ミラーの死角を減らすため鏡面の曲率を変えると距離感が狂います。
軽四の寸法枠のなかで4人が広々と乗る空間を作ると後部のクラッシュゾーン
はほぼ最小になります。
時速120km/hで乗り心地が良い車を作ると60km/hでは硬くなります。
時速200km/hでハンドル操作にきちんと追従する車を作ると重量は増えます。

究極一般人が買える物全ては妥協の産物。
自分が何の為に買うかが重要でその為に捨てた物を理解する事が重要。
捨てた物が必要になった時、その物の役目が終わる時です。

前の家で使っていた薪ストーブ。
使わなくなった理由は近所に迷惑をかけたであろう煙突からの煙。
今度薪ストーブが欲しく成ってしまうと、最新の完全燃焼型を買わないと家
には置けません。

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