古い車
古い車をファッションで乗るのは危ない。
古い車は覚悟して乗らないと危ないぞ、と言わないといけない。
実はその点を言う人は少ない。
なぜなら、自分も乗れなくなるかもしれない危険性と表裏一体。
オフィシャルな立場の人だと口にすることもできない。
古い車を所有し使用するのは自由なのだから。
私がジープを手放した理由はまさにそこ。
フロントドラムブレーキ車で現代の流れ速度で全天候安全に走る自信が
無くなったという点です。
ショートホイールベースで4輪ドラムブレーキのフロントに水が入った時
の挙動は経験しないと解りません。
未経験の人は多分驚きます。
濡れて効かない時より乾き始めて片効きした瞬間が凄いのです。
ハンドルスポークに指をかけていたら骨折するかもしれません。
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第二次大戦後のライセンス生産がはじまりのジープとは違い、
1960年代設計で民間向けの新しいこの車。
フロントはちゃんとディスクブレーキ。
驚く事に小さいながらもサーボアシスト付き。
整備さえしていればどんな天候でも安心してブレーキを踏めます。
初代のフロントドラムブレーキに固執しなかった当時の設計者に感謝。
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