自伝小説
色々な人の自伝小説を読んできましたが、
誰も届かない1冊がある。
JAZZ SAX奏者
Art Pepper の STRAIGHT LIFE(1981)
・
なんでそんな本を思い出したかというと、
GW中に見ていたAmazon Prime Video
「BOSCH」
ハードボイルド小説が原作の刑事ドラマ。
格好良い部屋で、
Art PepperのLPレコードが回り、
格好良い音が流れる。
何も知らなければ、格好良い音楽としか感じる
事はできません。
STRAIGHT LIFEを読んで、壮絶な人生を知っ
ていると、Art PepperのJAZZ、ヘロイン、
人生の波が理解出来て、あぁ、あの時代の音楽
だからこうなんだ、と何となく理解出来る。
どんな音楽でも、
初めて聴く時に予備知識は邪魔。
しかし、何十年も同じ音楽を聞く場合、
知識が増えれば増えるほど面白くなる。
・
多くの場合、「自伝小説」は「本人が美化・神格
化」され、毒が無く内容がつまらないものが多い。
ふ~ん、そうなのね、という感じで終わる。
しかし、
この1冊は「徹頭徹尾、現実」を突きつけてくる。
JAZZ好きで、まだ読んだことが無い人は是非。
(と言う私は、本を処分しちゃいましたけど)
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コメント
そのような本があるのは知りませんでした。
調べたら貴重な本のようで定価より随分と高く売ってますので、
安いのが見つかれば購入してみたいと思います(^^)。
投稿: ストーン | 2020年5月22日 (金) 08:22
日本語版は流通量が少なく(高かったし)、
増版されていないし、古いし。
どこかで見つけたら是非読んで下さい。
音への感情が変わります。
私は、捨てた。
英語版も個人輸入したけど、捨てた。
投稿: 高橋@works | 2020年5月22日 (金) 15:18