単位の話
今描いている装置の参考図面が、昭和44年の日本製。
そこに至った最初の姿は、英国製品。
ウイットねじ(英国インチねじ)に気配を感じる。
・
日本が戦争に負けたという現実は、
「m、kg」が負けたという事なので、米英が使う
「in ・lb」に強制的に置き換えさせられていたとしても
不思議ではなかった。
普通の場合、「占領」されたら規格は準拠させられる。
太平洋戦争の時は「対連合軍」という形だったのが幸い。
対米戦争で米国に直接負けていたら、今の日本はインチ・
ポンド文化だったかも(恐ろしい)。
単位が違うと、計算ミスはいつでもおきる可能性がある。
有名なのは、1998年火星探査機。
高度を誤り壊れた原因は単位換算ミス。
NASAが単位ミスで計算ミス。
ちなみに、
日本が民間まで完全にメートル法になったのは、
1966年(昭和41年)と、とても最近。
と言う私は、
頭の中がkgでkg/mm2なので、NのPaはピンときません。
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