頂上レースとプロレス
前々回WGPでマルケスが骨折したハイサイド転倒は、
車両のトラクションコントロール制御が混乱して、
制御不能に陥りハイサイドになったという噂。
本当かどうかはHONDAしか知らない。
まあ、あれだ、
プロライダーがそこまで制御プログラムに命を預けて
いる現実を、面白いと思うか否かは人それぞれ。
しかし、市販車の進化に繋がる物は、常にレースから
なのは間違いない。
続いて前回のWGP
コーナーリング中、目の前に吹っ飛んできた2台の
転倒バイクをかわしたロッシの動きを見ると、
WGPバイクは正常進化した乗り物だと感じる。
あの速度であのバンク状態で事故車を横目に見ながら
事故回避は神様。
そんな話のあと聞こえてきたのは、
四輪のF1グランプリで「予選モード禁止」の話。
こちらはもう、訳がわかりません。
F1は自動車レースの頂上決戦だから、燃料の種類と
使用量とエンジン排気量と吸入最大空気量とタイヤ
サイズと最大車体寸法のみ固定で、
他は何でも有りが面白い。
ラリーの世界も同様で、且つ駆動方式やサスペンション
なんて自由にすれば良い。
そうすれば、
何か新しい物が出てくるかもしれません。
今のレギュレーションに未来は感じない。
イコールコンディションのレースが面白い部分と、
何でも有りのレースが面白い部分は、別です。
参加するならイコールコンディションが良いですが、
見るなら何でも有りが楽しい。
世の中の頂上レースは、全ての面で頂上であるべき。
共通ECUはレースをつまらなくする。
燃料使用上限量を守ればECUなんて何でも良い。
予選モードだろうが決勝モードだろうが、
市販車のエコモードとノーマルモードが、燃費計測の
ためにあるのだと思えば、ある意味同じ事。
今の状態だと、頂上レースはプロレスになります。
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コメント
ホンダの楕円ピストンの実力が
どれ程なのか見たかったです。
投稿: ken | 2020年8月19日 (水) 09:27
最終的にFIAから使用禁止命令が出たと言う事は、
明確に丸より良かったはず。
良かったにもかかわらず、
特許をHONDAが押さえていたのが禁止の理由だった記憶。
ピストンは作れても、
ピストンリングはねぇ。
あれは意味が解りません。
今のHONDAだと机上で話が終わるかも。
投稿: 高橋@works | 2020年8月19日 (水) 14:34