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文化と人種とルール

昔、特許とかを出す場合の書類の文字サイズは、
10.5ポイント(JIS)と決められていました。
単純に活字を拾って印刷する都合上。

今は、世の中活字を拾う事は無いのでDTPポイントが
主流ですが、そのDTPポイントはJISと微妙に違う。

1ポイント(1pt)
JIS 1pt=0.3514mm (JIS Z 8305-1962)
DTP Mac/Win 1pt=1/72in=0.3527mm

pt JIS DTP
1 0.3514 0.3527
10.5 3.6897 3.7034 ←基準サイズ

JISとDTPポイントの差は目視だと誤差範囲なので
(並べて比べると違和感に気が付きます)、
JISではなくDTPポイントが主流になりました。
 ・
機械製図業界は、
手描き製図のJIS規格だと、文字サイズ=3.5mmが標準。
CAD製図の場合も基本は手描きに準拠するのが通例。
そのサイズになった根拠は、
上記10.5ポイントだと少し大きいので、
インチ端数を丸めて3.5mmにしたのでしょう(妄想)。
小文字や数字は3.5mm、大文字は2倍の7mmが標準。

 ・

考えてみて下さい。
米国映画では、
物を整備するとき、適切なレンチを選んで使うシーンより、
モンキーレンチやパイプレンチやプライヤーで雑に掴んで
回すシーンが多いのは、
インチのレンチを選んで使うのが面倒だからです。
そもそもインチのレンチを全部揃えるのは企業くらい。
米国通販番組に定期的に登場するどんなナットでも回せる
便利なレンチはその文化の延長線上。

今、地球上にある単位問題は、
英国インチ問題と、
米国インチ問題と、
英国人と米国人は、他国の言うことを聞かないという性質
に繋がっていきます。
これは地球の歴史が終わるまで解決できない問題。

そんな他人の言うことを聞かない米国人の本拠地で、
佐藤琢磨選手がインディ500に優勝。
それも2017年に続き2回目。
米国人にすると、そうとう腹立たしい優勝だと思われ。

昔、中野浩一が欧州ピストレースで優勝し続けた時なんて、
新聞報道もニュースも何も無く、自転車雑誌で見たくらい。
あれを思えば今は少しマシ(レベルが低い)
まあ、どちらも、
アジア人が白人の上に立ったことは相当腹立たしいだけ。
欧州白人が勝たないと許せないスキー競技のように、
来年からアジア人が不利なルールに変わると驚く。
(さすがに無理だと思うが、、、)

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