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古い車を皆で気持ちよく楽しむために

新しい日産のCMを見て、
古い車は格好良いねぇ、と思うのは良いが、
古い車の形だけ守って売れば良いのになどという寝ぼけた
話を言う人がいる。

現代の設計者が、
厳しい制限の中、
対歩行者の頭部損傷対策や、
対歩行者の脚部損傷対策など、
試験項目に入っている物に対してどれだけ頑張って検討し
て新しい車を作っているか。
旧車は全て「個人の資産」だから、路上走行を許されて
いるだけです。走行禁止にされない「日本という国」で
幸運だと思わないといけません。
旧車ユーザーが酷い事をすれば、都市圏ディーゼル規制
のような悪夢がやってくる可能性もあります。

単純に言えば、マスキー法実施以前の車に乗る事は、
現代軽四よりも人を殺す確率が高い車に乗ることです。

昭和50年前後が分岐点。
水が入る4輪ドラムブレーキとか、
ディスクブレーキだけどサーボ無しとか、
アクセル踏んだらトルクステアでハンドル取られるとか、
100km/hくらいで何かの部品が共振するとか、
穴ぼこに入ってサスペンションストロークしたら、アラ
イメント変位があらぬ事になり、驚く方向にハンドルを
取られるとか、
フロントシートベルトが2点だとか、
シートベルト巻取り装置が無い3点だとか、
リアシートには2点式シートベルトすら無いとか、
鉄バンパーは車を守る為の部品で、人や物を守る為の
部品ではない時代。
米国5マイルバンパーの後が転換期。

道具として車を使う人は、
万が一の際(誰にでも起こりうる)、対人被害を少し
でも下げたければ新しい車に乗って下さい。
それは、安全運転意識の問題の一つ上の問題点。

プリウスで激突事故を起こす老人は多いですが、
あれと同じ事を鉄バンパーの旧車でやっていたら、
死者数は倍以上、運転手も入院か死亡。

遊びとして旧車を使う人は、
危険な道具だと十分に意識して運転する必要があります。
同じ事故をしても、
相手が怪我で済むか、
相手を殺してしまうか、それくらい違います。

なにせ車は簡単に人を殺せる道具で、
運転免許証は殺しのライセンス。
旧車を部屋で眺めて楽しむ事と、
旧車を公道で運転して楽しむものは違います。
古い車は出来るだけ道を走るな、という極論では無く、
古い車は本人だけでは無く周りの人にも危険だから、
気を付けて楽しみましょう。という前向きな話。

「古い車だけど、毎日の足に使っている」という言葉は、
あまり適切では無く、
「古い車だから、考えて使っています」が人として正しい。

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