終活を考える
世の中に「終活」という言葉ができたのは何時だろう?
「死んだ時、残った人に迷惑をかける事が最小になるように
常日頃から整理しておく」
真面目な話、
死んで家族に迷惑をかけない事なんてありえないので、
迷惑を最小にとどめるために何をするかという事。
1. 万人が価値を知っているものは残しても大丈夫。
お金とか、不動産とか。
残すともめごとの原因ですが、勝手にもめればよい。
もめるような家族を残したのだから仕方がない。
2. 本人しか価値を知らないものは全て処分しておく。
美術、骨董、趣味の物。
3. 本人が死んだ後「残してほしいもの」とか「あれこれ
してほしい事(葬式など)」は一切望んではいけない。
戒名が欲しいならお寺にお金を払って作っておく。
墓が欲しいなら作っておく。
一番難しいのが、2.の問題。
今生きる意欲(気力)になっている部分が多いので、
全部処分すると、何をしたら良いのか分からなくなる。
例えると、仕事しかしていない人間が退職した時のように。
たとえどんなに素晴らしいコレクションを残していても、
死んだらゴミになるつもりでいないと人に迷惑をかけます。
それが嫌なら、元気な間にコレクションを手放すこと。
元気なら手放す手段や相手は自分で決められる、手放さない
ものは、全て捨てられるものと納得すること。
個人の借金は常に「チャラ」にする手段を講じて借金しない
といけません(銀行から借りればその仕組みなのでOK)。
最悪の場合、家族が相続放棄すれば良い。
残された家族が判断に困るものが問題です。
さあ、これを読んでいるあなた、大丈夫でしょうか。
胸に手をあて考えましょう。
あなたの大切なものは、他人には価値がわかりません。
と書いている私は終活をいつ始めるのでしょう(笑)
今のままでは、当分出来そうもありません。
楽しみ(趣味)を老後(定年後)に残している人。
元気な定年後なんて来ないかもしれませんし、
老化は全てを奪っていきます。
今です、今すぐ!
と、終活とは対極の話で〆る。
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