« Appleとスズキ | トップページ | 新型コロナウイルス騒動のお話 »

Barbour

Barbourと言えば歴史ある英国ハンティングウェア。
いまでは日本法人ができて、国内購入手段があるが、
35年ほど前の入手手段は個人輸入だけ。

Barbourは英国伝統のワックス製品の有名ブランド
なので、注文して商品が届くまでワクワクしてまっ
ていました。当時は、国際FAX注文で船便なので、
平均納期は2か月~3か月。
待ちくたびれたころに商品が到着。
パッケージをあけて悶絶、ワックスが臭い。
袖を通して、想像以上のゴワゴワのバキバキに驚く。
綿の生地に防水ワックス仕上げだから仕方なし。
これが一流のハンティングウェアか・・と唖然となる。

雨の日にカッパ代わりに着るものだと思えばそんな
ものだけど、脳内イメージと物が違いすぎる製品。
英国スパイ小説とかの表現を読むと、素晴らしい
アウトドアウェア(ハンティングウェア)のように
錯覚する(凄いのかもしれないが、わからない)。

最近では007シリーズの映画でダニエル・クレイグ
が格好良く着こなしていますが、あれは絵空事。
普通の人には無理です。

とはいえ、
Barbourを買うならワックス。
臭くてもそれ以外を買う理由は無い。
日和った製品を買うならBarbourを買う理由はない。
しかし、
ワックス製品はタンスに入れると他の服まで臭くなり、
押し入れに入れると押し入れの中が全部臭くなる。
ワックスは手入れを怠ると色ムラができる。

結論を言うと、数シーズン保存したのち捨てた。
お城のように大きな家に住んで、広大な庭で狩猟
する人のための服装です。
何事も、自分で買わないとわからない事ばかり。

今なら、35年分の知恵が増えているので、
縦型洗濯機に亀の子たわしと強烈な洗剤とハイターを
投入してゴリゴリ回して洗濯してから袖を通す気が
します。それでもどうなるか分からない。
じゃあ、同じ形のワックス無しを買えばよいという話に
なるが、ワックス無しならBarbourの必要性がないという
堂々巡り。
何事も「これは、こうじゃないといけない」という感情が
あると、物事が前に進まないこともある。

|

« Appleとスズキ | トップページ | 新型コロナウイルス騒動のお話 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« Appleとスズキ | トップページ | 新型コロナウイルス騒動のお話 »