有給休暇と経営目標
有給休暇申請に理由は要らない。
一般的な休暇申請書類に「理由」を書く覧が多いのは
何故だろう。
家族持ちは「家庭の事情」と書いて、
独身なら「婚活」と書けばよい。
つまり、
河野大臣曰くの「不要な捺印」なみに「不要な記入欄」
と言う事になる。
有給休暇取得に理由は要らないのだけど、
どんなに忙しくても、
どんなに仕事が途中でも、
同僚や取引先の迷惑を全く気にせず、
絶対に休暇に入る宗教国家従業員の真似事を、
日本人がする必要はない。
巨大日本企業は好きにすれば良し、数人の町工場の話。
有給休暇を全部使おうが、
有給休暇の残そうが、
そんなことはどうでも良く。
同僚に迷惑をかける部分を最小限にコントロール
して有給休暇を取れる人が大人。
(当然どうにもならない事はあるが、それは誰も迷惑
だとは感じないから問題なし)
何時休んでも同僚に迷惑が掛からない人は、
会社に必要ない人かもしれません。
中小企業従業員が何時でも休めるようになるためには、
会社が「高利益体質」になっていく必要があります。
休める会社は利益が出ていて、
休めない会社は利益が出ていないか、
利益が出ているのに無駄が多いかそれ以外か。
有給休暇申請に「理由覧」は必要ありませんが、
気兼ねせず自由に有給休暇を取れるかどうかは会社次第
というのが現実。
新型コロナウイルス騒ぎのおかげで、有給休暇を取りや
すくなった会社は、単純に仕事が少なくなっただけの話。
技術商売の売り上げは常に単純で、
売り上げ=(人の質x労働時間x労働効率)x人数
労働効率が休暇をカバーできるくらい上がっていれば、
休むことくらいで誰にも何処にも問題は出ません。
それが中小企業の最終的な経営目標。
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