言葉とイメージと進化
昔から自転車に乗っている人は、
空腹で力が出なくなることを、
「ハンガーノック hunger knock」と言う。
最近山に登っている人は、
「シャリバテ」という。
シャリとは、刑務所用語のバクシャリ(麦飯)とか銀シャリ
(白飯)で使うシャリ(米)。
バテの語源は「疲れ果てる」で夏バテなどと使うバテ。
ご飯を食べていないから力が出なくなること=シャリバテ
どちらも同じ状態を示しますが、
前者の言葉は行動携行食や植村直己の本にある、
死ぬほど甘く日持ちする行動食が頭に浮かび、
後者の言葉はどうしても「おにぎり」が頭に浮かぶ。
水戸黄門で〆にでる茶店のお団子とかも同じ。
世代が違うと頭に浮かぶものは違う。
今の小学生ぐらいだと、こんな言葉を知らずに人生を終える
かもしれません。
言葉(単語)が理解できるかどうかは経験か知識があること
なので、経験も興味も知識も無いと知らない言葉は増える。
言葉が進化(変化)するのは仕方がない。
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