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中古車は専門店で

R35 GT-R
初期型は、クラッチベアリング異音(壊れる)でフライホイール
ハウジングを対策品に交換するのが定番修理。

初期品と対策品の違いは細かく見ると多いのだけど、
 出力軸が軸方向にスナップリングで固定・・初期品
 出力軸のスナップリングが無くなり自由・・対策品
構造を見ると、そもそもベアリングのアウターを支えているハウ
ジングケースの強度も足りない気がしますが、対策品は結果とし
て問題がおきていないので、設計変更通り軸方向の荷重が原因。

構造的に改善の余地があった事よりも、
R35 GT-Rは新車発売の時期を考えると使っている内装材が酷い。
古くなるとダッシュボードはねちゃねちゃになるし、
センターコンソール付近のダッシュボードは割れるし、
スイッチ周りの塗装は剥げてボロボロになる。
いつの車だ?君はNAロードスターか?という感じ。
メーターのLEDはもれなく切れ、早期にリコール交換になった車
は良いけれど、動かさず秘蔵している極上車の場合は、今後必ず
切れてメーター交換は自費修理。
液晶モニターもあの時代だとは思えない品。
真面目な話、コストをケチる場所が間違えている車。
単純に、売価設定が安すぎたからそうなった話。
技術者が悪いわけではなく値段設定した人に根本原因がある。

その結果よくある「我慢できないボロ感が漂う中古車」が多い。
まあ、ハコスカ以降すべてのスカイラインはそんな感じ。
とはいえ、専門店ならすべて修理できる内容なので、何の問題
も無い車。

まとめると、
車を買うなら最終型。
中古車を買うなら「専門店」で。

初期型を購入して不具合洗い出し試験はマニア担当。
中には最初から最後まで考慮不足を放置(見て見ぬふり)して
いるメーカーもありますが、その場合でも専門店は症例を沢山
みているので問題なし。

 新型車を買う=みんなの為に人柱になる

という図式は昭和の時代から変わらない。
中古車をかうなら症例と情報が多い「専門店」。
何事も、「何を買うか」よりも「誰から買うか」が大切。

さあ、そろそろ現行GT-Rのファイナルエディションが登場する
ころかもしれません。
さあ、買って寝かせてください、利回りは良いです(多分)。

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