趣味人の最後
車とかオーディオとかカメラとか多趣味な「物」を持っていた人が
急に死んだとき(年齢的に最近増えた)、
よく知らない人が「親しい人」のふりをして、
はした金を置いていくという悲しく腹立たしいパターンを聞くこと
が増えた。こういう話は心情的に大嫌いで腹が立つのだけど、
物にこだわりが全く無い嫁さんにきいてみると、
「良いじゃん、少しでもお金をおいていってくれるなら、
ゴミが片付くし有難い。」という回答。
趣味人の心情を一切気にしない即答。
とはいえ、世の中を平和にする正答。
処分しようにも誰に言えばよいかわからないし、
お金になるのか、
お金を取られるのかもわからない。
という事で、
何時死ぬかわからない我々は、
「これ」は「この人に」
「あれ」は「あの人に」
人を指名するしか手が無い。
お金ではなく「誰に託すか」という精神論。
そう考えると、
物を最小限にして(それでも普通の人よりは圧倒的に多い)
日々暮らすのが一番良いのは分かっている。
分かっているけど、できない。
趣味人の最後に一番重要なことは、趣味の借金は絶対に残さない。
それが最低限の線。
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