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電通雑感

トヨタの社長が決算報告会で「ロバの話」で例えた通り、
トヨタとしてマスコミが勘弁できなかったのは分かる。

トヨタは暴君だと思いますが、企業交渉的には紳士なので、
オリンピックに関する全広告権利を持っている電通に対し
マスコミの現状と改善策を交渉していたと推測できます。
しかし、
今の電通がマスコミをコントロールできるわけもなく。

トヨタが「オリンピック応援広告は止める」と言うと、
電通が制御するオリンピック応援広告が新聞数社全部止ま
ったという流れ(想像)。
トップスポンサーのトヨタが止めたらそうなります。
トヨタの営業部門の広告は多少残っているが、
広報部門の広告は止まった。

その結果、電通と新聞各社の完全お仕置き状態になった
という素晴らしい状況が今。
トヨタ偉い。

広告権利まで電通が全部持っていた事を知らない人も多い
でしょうが、2024年までIOCから電通が買っている。
そのスタートラインは「赤字経営だったオリンピックを
広告戦略で黒字化したロス五輪」

ロス五輪を商業オリンピックと言う人は多いですが、
電通の持ち込み案で商業オリンピックが成功し、
以後IOCがウハウハになったのはご存じの通り。
「ぼったくり男爵」として名高い方に、
「ぼったくりの仕方を教えたのは電通」

話は変わってオリンピック。
色々な意見があるのは分かりますが、
個人的にあの開会式映像が今後残るのは辛い(私感)。
演出はさておき、聖火点灯がレジェンドでなかったことが
とても残念。
聖火点灯最終ランナーは「伝説の人」の役目。
しかし、
彼女が最終ランナーとして聖火を点灯したことで、
オリンピック反対と外で叫び続けていた人たちに対して、
黒いマスクをつけて差別反対を叫んでいた人たちに対して、
良い感じに皮肉感が伝わった。

今回は、良くも悪くも電通オリンピック。
遠い将来、また日本でオリンピックが開催されたとき、
電通という会社が無いことを祈りますが、
もっとひどい会社が出来ていて頭を抱えるかもしれません。
商業オリンピックは永遠にそういうものかも。

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