生きる
「にしおかすみこ」さんが実家に戻った話を読む。
母、80歳、認知症。
姉、47歳、ダウン症。
父、81歳、酔っ払い。
本人、46歳、女芸人。
想像できない世界が広がっているはずだけど、
その中で生きないと仕方がない。
父ちゃんは酔っぱらわないとやってられなかった
のかもしれません。
普通に考えると、にしおかさんが実家に帰らなかった
ら、地域の民生委員が動いて行政が介入する案件。
既に地域との交流が減っている状況になっていると、
どうにもできないかもしれません(想像)
ダウン症という染色体異常は現時点で治療方法が無い。
病気ではなく個性だと言う人がいるのもわかる。
認知症という病も現時点で治療方法が無い。
病気ではなく老化だと言う人がいるのもわかる。
唯一父ちゃんの酔っ払いだけは改善できるかもしれま
せんが、それも今どんなレベルなのかによる話。
にしおかさん自身が既に46歳なので、
本人に何が起こっても受け入れる年齢になっている。
治療方法が無い=ありのままに受け入れる しか手が
ないので、受け入れる側(今回はにしおかすみこさん)
に余裕が無いとどうしようもなくなる。
それは、精神的余裕+金銭的余裕+時間的余裕。
日本の将来をみると、
なにせ子供が少ないので、
結婚すれば両親は2セットついてくる。
独身だと実の親だけで済むが、
下手すると、兄弟とか親戚もありえる話。
当然、自分が人に面倒をかける可能性もある。
何が言いたいかというと、
実は、本当に介護保険を使うべき人たちではなく、
一つ手前の人たちに沢山使っている気がしてなりません。
(そんなことを言うと怒られるかもしれませんけど)
生きることが苦しい人たちが、少しでも減りますように。
頼むぞ日本、頼むぞ自民党。
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