45歳定年
サントリーが発表した45歳定年制の話
簡単に言えば、
会社に利益を生まない人間と、
会社に利益を生み続けている人間を、
一度まとめて45歳で整理して、
会社に利益をもたらしてくれる能力のある人間を選んで
年俸制で再雇用するという話。
本当は35歳くらいで分別をやりたいけれど、
35歳だとまだ未来に可能性がある人間を見逃す場合が
あるので45歳までにしよう、という会議が目に浮かぶ。
35歳だと将来を見極める力が経営側に必要ですが、
45歳なら見極める必要はなく結果が出ているから簡単。
45歳でダメなら、退職するまで可能性は少ない。
入社後20年で結果が出せていない人は、
残りの10年で結果が出せる可能性はあまり無い。
中小企業の場合、
人により単価が違う仕事を任せても経費が少ないので、
経営側も労働側もお互いが良い妥協点を探れますが、
大企業は固定費が大きいので、出来の悪い人の実績で
は永遠に赤字しか生まないのが現実。
辞めてもらうなら少しでも早く、という気持ちはわかる。
しかし、
これをやると、
サントリーに良い日本人は集まらなくなります。
1度しかない自分の人生をそんな会社には託せません、
と普通の人は考える。
サントリーという会社を、
日本式にするか、
外資式にするか、
という大きな分岐点で、あっさり外資式に舵を切った。
さて、吉と出るか凶と出るか。
答え合わせは30年後。
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