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右回転の意味

私は東京オリンピック生まれなので、
時計はアナログ時計で育ち、
テレビはアナログロータリースイッチで育ち、
電話機ダイヤルは右回転させるダイヤル、
計測器は右回転で値が大きくなり、
おもちゃのゼンマイは右回転で巻く、
緩んだねじは右回転で締める。
右回転にはいろいろなものに繫がる大きな意味があるので、
最近のプジョーに採用された「左が大きくなるメーター」
は勘弁できないと言うか「世も末」感しか感じない。

今後もっと訳が分からないデザインの製品が登場して来る
と思います。しかし、視線の送り方・映像と記憶の関係等
数十年をかけて刷り込まれたものはどうしようもない。
 右回転で増える、
 左回転で減る、
 上に上がれば増える、
 下に下がれば減る、
 前に押せば進む、
 後ろに引けば戻る、
これは守ってほしい。
守ることが安全につながる。

機械操作は全てが統一され安全性は違うもので担保する。
昔の車は、
クランクを回せる体力が無いとエンジン始動できない。
子供には無理で、体力が落ちた老人にも無理、
手に来る力から想像するピストン位置の妄想力も必要。
想像力が無いとケッチンくらって怪我をする。
あれはとても正しい安全装置。
運転状態になっても、
エンジン回転数を音で判別し、
エンジンのトルクカーブを想像して、
正しいギアを選んで変速操作するのも技術。

昨今の多岐にわたる電動化は幼稚化といえます。

幼稚な人間が殺人出来る機械を運転してはいけません。
構造を理解しないと操作できないのが正しく、
構造を理解すると何でも操作できる機械が正しい。

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