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引きこもりとジェームスボンド

久しぶりに袖を通した古い冬用スーツの上着。
何故だろう、
小さくなっていた。
タンスの中で縮んだのか。
慌てて違うスーツに着替えて出張へ。

体型を元の形に戻すのは時間がかかるので、
まずは新しいスーツを作る。
しかし、スーツを作り直すと、元に戻る目標を見失う。
なにせ体型は徐々に変化するので、古いものを捨て続けると、
自分の些細な変化に気が付かない。

外に出かけず引きこもる事は悪くない。
引きこもって用が済むならそれで良い。
しかし、引きこもる事で自分しか考えなくなるのは駄目。
例えると、
死ぬまで独房暮らし確定の人間でも、
目標を立てて独房内で筋トレするような話。

社会生活を営む「よい歳の大人」なら、
いつでも・どこへでも・直ぐに堂々と行ける形が正しい。
ドレスコードと言う言葉を表に出さなくなって久しいが、
自分の中で自分の為のドレスコードを考える事は重要で、
いつでも外に出られるよう考えて準備する事は大切。
スーツは鎧、
鎧は体に正しく合っていないと、動けず敵に殺されます。
ジェームスボンドです(笑)

唯一の運動である自転車の場合、
ウェアが全て伸び伸びで、その時の体形にピッタリ合う。
つまり、細くなろうが太くなろうが気が付かない。

ジェームスボンドは伸びる服なんて着ない。

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