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浪漫と現実

道具は「浪漫」で買うもの。

腕時計と言えば「月に行ったOMEGA」になりますし、
カバンと言えば「月の石を持ち帰ったZero Halliburton」
大判カメラと言えば「月上で撮影に使われたHASSELBLAD」
35mmカメラといえば「規格を作り上げたLEICA」
一眼レフと言えば「戦艦大和の距離計を設計した日本光学」
クウォーツ時計と言えば「スイス機械式を叩きのめしたセイコー」
なんだかんだと、
たった1点の浪漫を求めて道具を買う。
価格や性能は、後出しじゃんけん側が有利なので、
浪漫だけを求めると、性能的に劣るのは仕方がない話。

先日修理に出したRIMOWAのスーツケース。
上の話の流れで行くと、
私は「Zero Halliburtonのスーツケース」を買わないといけない。
にもかかわらず、RIMOWAを選んだ理由は、
「Zero Halliburtonのスーツケースが想像を超えるくらい重かった」
という事。
30数年前の話になるので現行品は知りません、
Zero Halliburtonは笑うほど重かった。
マジで中に何か入っているの?と思う位。

金属フェチには選択肢が無いので、
月の石を運んでいないドイツメーカーになった。
Zero Halliburtonのしっかり感と比較したら、
ヒンジ折れるぞ?と感じるくらいペナペナなアルミ板の製品。
長らく使うと「これで十分」と思わせる不思議な製品。

「浪漫」だとZero Halliburton、
「現実」だとRIMOWA、

人生は、二択を迫られ続けます。
考え抜くと、最後は二つになります。
でも、大学入試共通一次試験(古い)とは違います。

現実は、どちらを選んでも正解。

2201181

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