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裁判の目的

支離滅裂な文章なので嫌になったら読むのを止めて。

「故郷を追われたのは東京電力の責任、
 故郷を追われたのは日本政府の責任、
 だから各々賠償しろ」という裁判。

地元に大金が落ちる原発を誘致したのは地元。
事故が起きるまで原発で利益を得ていたはず。
(直接的、間接的関わらず地元の全員)
それが故郷を追われる危険性と交換だったことに
気がつかなかった話。

沖縄県で「軍用機が離着陸する空港がある」のに、
空港のそばにわざわざ移り住んで、
ある時から「騒音で苦しんでいる」と言い出すの
とは違う。
やつらは空港が先にあるのにそこに行く。

諫早湾干拓、
近い将来諫早湾内で漁業だけで生計を立てる人は
どれくらいいるだろう?昔ならエンジンが無い手
漕ぎ船しか手に入れられず移動できなかったが、
今は簡単に外海に出る道具が揃う。
土地も生物も(人を含む)変化し続ける。
人が進歩を止めない限り必ず何処かは破壊される。
たまたま目の前の海なのか、
見えない遠い国の砂漠なのか、
見えない遠い国の山や川なのか、その差。

変化の為にお金が必要だから裁判するならわかる。
リスクがある同じ場所に戻る前提でどうする?
同じ災難に出会う可能性があるのに同じ事をして
どうなる。
人間の命は短い。
短いのだから、
少ない残りを快適な人生を過ごせるように、
何かを捨てる必要がある。

物なのか人なのか思い出か場所なのか。
それは人ぞれぞれ。
起きたことはどうしようもないし、元に戻せない。

捨てたいものはあれこれ多いが、
捨てる事ができない社会的責任(意識)というのが、
苦しい現実かもしれません。
それとて意識だけなので割り切ればどうにかなる。
社会的責任を無視する。

さて、裁判の本当の目的は何だろう。
裁判の判決は何の足しになるのだろう。
どんな大義名分をぶら下げても、
全ての裁判は「自分の為」なので、
自分がそれに費やす時間と手間とお金の天秤。
名誉は看板。
看板の為にどこまで労力を突っ込めるか。
なにかのバランスが崩れると裁判する価値はない。

弁護士は正義の為に戦いません、依頼人の為。
検察は正義の為に戦いません、公務員の仕事。
全ての商売人は利益の為に仕事をする。
損害賠償裁判の目的は、
名誉や感情だけとも思えないし、
金銭欲だけとも思えない。

実際は、
「裁判をすすめる商売人の被害者たち」なのかも
しれません。

司法試験都合で弁護士さんが急激に増えているので、
裁判沙汰が増えないと仕事は増えない(当たり前)。
しかも高齢弁護士は退職しない。
裁判所の数は増えないので示談の数を増やすしかない。
示談に持ち込む前提で争いお金が手に入ればよい。
弁護士は「商売人」、決して正義の味方ではない。

損得勘定抜きとか商売抜きはありえない。
私の認識がおかしいのか、
世間の認識がおかしいのか、
答えが分からない。

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