馬力と排気量
3D-CADソフトウェアが求めるパソコン仕様の話。
Autodesk Inventor2019
CPU 3.0GHz以上 4コア以上
メモリー 20GB以上
このくらいまでなら許す、業務用なら普通の仕様。
ところが、
先日発売の最新バージョンはなかなか容赦ない仕様。
Autodesk Inventor2023
1000パーツ以上のアセンブリ作成の場合、
CPU 3.30GHz以上 4コア以上
メモリー 64GB以上
画面解像度 4k推奨
認定GPU必須
去年入れ替えたワークステーションが、動作最低メモリー
(64GB)になった。なんて早い陳腐化。
32GBあればしばらく大丈夫だと思ったから64GBで買っ
たのに、あっという間に最低限の仕様に落ちた。
とりあえず動かしてみてからメモリー増設を考える。
メモリースロットは2つ開いているので増設は問題ない
けど、ECC付メモリーなので無駄に高い。
まじかー、という感想。
Autodeskはハードウェアのパワー依存にもほどがある。
そして画面は4kモニター前提。
4kモニターにすると使いにくい他のアプリがあるので嫌
だったのだけど、これも動かしてみてから考える。
昭和時代の8086CPUの時代が360cc軽四自動車だとしたら、
今求められているのは最新PorscheターボS相当。
作業単価は変わっていないのに、設備投資は高額になる。
もっと悲しいのは、
目の前にある国産品がキーボードくらいという悲しい点。
EIZOモニターもパネルは外国製。
Lenovoは国内組立品でも部品はほぼ中国調達。
この状況を何とかしないと日本の未来はあまり明るくない。
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