曖昧な敵はだめ
シン・仮面ライダー(今秋劇場公開予定)
シン・ウルトラマンと違い、
こちらは原作漫画に寄せすぎるとR指定になる。
予告映像で仮面ライダーの1話目に登場した
「蜘蛛男」などの怪人を登場させている都合上、
「悪の組織」とかの敵役を明確に登場させないと
難しい。
シン・ウルトラマンは、そのあたりを「もやっ」
とさせて描いた作品。
それはそれでうまくまとまっていたけれど、
敵と味方目線では消化不良の作品。
「ショッカー雑魚戦闘員」に「現場主任怪人」に
「悪の権化たる首領がリモートで」登場しないと、
ライダーが戦う理由付けが、
「自分を改造されたことへの復讐行為」になり
かねないのが難しい。
復讐行為ではなく人を守る戦いとか正義の戦いに
もっていかないと難しい。
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そんなことはさておき、
アニメが伸びる前の1960~70年代日本特撮は、
マーベル(アメコミ)どころではない宝の山。
頑張れ日本の映画界。
出来る事は沢山ある。
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最新作のトップガン。
小ネタの回収とか何せ細かいことは完ぺきだけど、
戦いは相手を明確にしないと戦えないという根幹
を棚に上げた、ゲームみたいな映画。
007とかも同じ傾向なので、映画業界が敵を明確
に設定しない事を何かに忖度している感じ。
昔から「潜水艦物にハズレなし(時々ある)」
というのは、水中の自分と水上の敵艦という
ものすごく明確な敵があるからだと気が付け。
敵を想定しない戦いほど馬鹿らしいものは無い。
ついでにロシアの話(朝鮮も同じ)、
ロシアの軍人は、日露戦争から人間的にも教育的
にも何も変わっていない気がする。
お金が出来たので単純に武器が増えただけ、
それ以上は何も無い。
ロシアを例えると、ガッチャマンの敵組織。
失敗したら身内に殺される中間管理職を見続ける
現場戦闘員の意欲が上がるハズが無い(私感)
普通の人は軍を辞めたくなり戦争を止めたくなる。
話は戻ってシン・仮面ライダー。
ショッカーでも良い、ゲルショッカーでもよい、
敵を明確にして戦う映画を期待。
曖昧にしてはいけない、敵は単純で明確なものに。
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