経験かお金か
昔話が増えると、
おっさんになったと自覚するべき時。
価値のないおっさんになりたくないため、
できるだけ昔話をしない様に努力する。
本当のジジイになると、
昔話が止められなくなり、
しかも同じ話を繰り返す傾向がある。
さて、昔話に価値はあるのだろうか?
私の様に長年同じ仕事を続けていると、
30数年前に経験した失敗を新しい若い担当
が提案したりする場合がある。
さてその時どうするか。
「昔こういう事がありました、やってみますか?」
と聞くか、何も言わずに従うか。
昔と今は技術的にもいろいろ違うので結果が変わる
かもしれません。
だけど、原理原則は変わらないので変わらない結果
が多い。
「昔こんなことを経験しました。その上で
今回どうするか上司に相談して頂けますか。」
若い子に失敗する経験をさせるのが良いか、
失敗させないのが良いか。
お金をかけて経験させるのが良いか、
無駄遣いしないほうが良いのか。
これは企業姿勢の問題。
下請け業者が気にする話じゃない。
昔はそれを分かっていても「経験させる」
シーンが多かった気がします。
今は人を育てる事より「お金」を減らす。
問題は、上司が40代で未経験だった場合。
上司が知らない話がややこしい。
酷い上司の場合、下請け提案に責任を要求
する人もいる(その場合は仕事をしない)。
40代の上司が60代の先輩に確認すれば答え
が出ると思うのだけど、いろいろ経験した先
輩ほど定年であっさり止めている人が多い。
本当は人にお金をかけるのが正しいけれど、
人を信じて企業がお金をかけても、
人に裏切られることが多いので、
企業が結果だけを求める気持ちも分かる。
お金と時間の使い方は難しい。
| 固定リンク
コメント