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スイッチを切る時

私は2024年になると、59歳になる。
10年分の借金を作れるかと問われることは、
59歳~69歳まで仕事ができるのかと問われるの
と同じなので、健康なら返済出来る年齢。
しかし健康リスクは毎年増大していくものなので、
65歳までに返済完了する位が現実問題としての
借金限度額だと思っている。
私は70歳を超えて今と同じ様に生活できる気がし
ません。大丈夫なときは大丈夫でしょうが、
何が起こるか分からないのが70歳超え問題。
健康診断では予想できない世界。

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東京都がタクシー運転手の年齢を80歳に引き上げ
る話、タクシー既得利権を守るための基地外沙汰。

 今は開業は「65歳未満」
 タクシー免許の更新は「75歳未満」
 これを両方とも80歳に引き上げる。
 普通の頭では理解できない。

運転免許の返納を75歳にしようとか、
運転免許には一律で年齢上限が必要とか、
自ら70歳で返納しようとか言っている時代なのに、
タクシー運転手を80歳まで認めたら本末転倒。
70歳からの10年間は毎年免許更新でも健康を担保
できない年齢。お客さんを乗せて運転中にいきなり
ボケても死んでもおかしくない年齢。

インバウンドが増えでタクシーが足りなくなったら
観光客に公共交通機関を使ってもらえば良い。
旅行の場合、多少の不便は思い出。
日本での不便なんて他国に比べるとリスクが少ない
ので、思い出にしかなりませんから何でも大丈夫。
そんな現実を棚に上げ、高齢で危険な運転手を増や
す理由は万に一つも無い。

タクシー業界が全力反対するライドシェア導入問題。
ライドシェアを認めるけれど、開業するための保険
加入内容の制限を厳しくすればよい。
何ならライドシェア用保険を保険会社が作ればよい。
万が一の時、客にリスクを負わせなければ良い。
法人タクシーは会社が責任を持つし、
個人タクシーは個人が責任を持つ、
ライドシェアは100%保険が責任を持てばよい。
当然保険の掛け金は高額になる。
1年目の保険が高額になる=事故割り増しされると
次年度は商売を考え直す位の掛け金がベスト。

現状の個人タクシー以上リスクある仕組みを導入
するのだから「保険を徹底的に豪華にする」のは
当然の話。
二種免許よりも保険内容の充実と保険強制加入。
高齢の二種免許取得者よりも安全安心。

もっと言えば、
二種免許個人タクシーよりも、一種免許で法人
タクシー会社で教育されている従業員が良い。
(今はそういう仕組みは無い)
法人が責任を持つメリットを上手に使え。
ライドシェアよりもそういう仕組みを作れば良い
のにと思う。

80歳のタクシー運転手は嫌だ。
乗りたくない。
人生にはスイッチを切るべきタイミングがある。
自らスイッチを切れる人生にしたいと思わないの
でしょうか。

自分の判断力が信用ならなくなることが高齢化。
自分を信じるな、自分を疑え。

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