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借金の才能

借金をする人は、
借金の感覚がマヒするので、
破綻するまで借金額が増える人が多い。

借金プロの強者経営者だと、
破綻しても「ごめんなさい」だけで破産して
借金はするっと踏み倒す。
そして自分だけ心新たに商売を再開する。
人の迷惑は全く気にならないところが才能。

もっと言えば、
その会社を再度破綻させても気に病まない。
借金額なんて気にしない。
借金ではなく「お金と機会を無償提供」して
くれていると錯覚しているのかもしれません。

Web上の有名人は、
自分の正当性とか自分の賢さを表現し、
(本当に賢いわけではないのが面白い)
自分の駄目なところは決して表に出さない。
分かりやすく言えば、
良い恰好をする見栄っ張りが多い。
読者にマウントを取られたと思わせないくらい
の感じで、マウントを取るのが好きな人たち。

対して、
借金のプロはそんな体裁は全く気にしない。
他人の目線は1mmも気にならない。
他人がすることに興味もない。
支払額は関係なく、入金額が増えればOK。
破綻しても自分の責任だとは全く思わず、
破綻の責任、破産の責任、全て自分以外の責任
だと心から信じている。
まじで信じている。
会社を破産させて多くの人に迷惑をかけても、
同じ業界で顔を出せる人が多いのはそういう理由。
普通の人は恥ずかしくなるのが当たり前。

自分は悪くないと「本当に思い込んでいる」

 ・
 ・

商売を始めて34年目、いろいろな人たちを見てきま
したが、借金できる才能は持って生まれたものだと
思う事が多い。
敵いません、無理です、真似はできません。

身の丈+αの借金をしないと会社は大きくなりませんが、
身の丈を十分理解していないと借金は返済できません。
その微妙な具合が難しい。

借金のプロへの道のりは遠い。

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