CAさんのスカーフ
昔々、
戦闘機パイロットが目視飛行で戦っていた時代、
上着に硬い襟があると首が摩擦で傷まみれ。
かと言って、首元を広く開けると上空で体温が下がる。
その対策として、皮膚との滑りが良い絹のスカーフを
首に巻くというアイデアが生まれた。
滑りが良くて首元で断熱を兼ねるアイデア。
スカーフの国があれば、マフラーの国もある、首の
摩擦を減らす事と防寒断熱の目的は同じ。
ゼロ戦乗りの写真をみると、首元にふんわり巻かれた
スカーフが良く分かる。
昔は首が擦り切れる位周りを目視して操縦していたと
いうこと。
そのスカーフやマフラーは、緊急時に怪我の止血にも
使う事が出来たので、航空機保安要員としての使命を
うけたCAさんは首にスカーフを巻いている。
と思っていましたが、
スカーフを「装飾」とみている人が多くてびっくり。
世の中、
戦争とか航空機とか武器に興味が無い人が増えると、
そういう歴史が埋もれていくのは仕方がないけど、
CAさんのスカーフをして「止めれば」と言うのは
理解に苦しむ。
CAさんのスカーフは、航空機の歴史を思い出すもの。
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コメント
全く知りませんでした!
戦争にも飛行機にも戦車にも武器にもまったく興味が無いヒトなので・・・
恐らく私のようなヒトのほうが多いのでは?
投稿: ワタナベ | 2024年1月 8日 (月) 15:49
もはや私世代の思い込みレベルかもしれません。
ゼロ戦の場合は、
ある程度の技術習得者じゃないと、
あのスカーフは許可されなかったとかの話も聞いたこと
があります。
投稿: 高橋@works | 2024年1月 9日 (火) 01:13