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アクスルシャフト

SNSの広告に「ハーレー用のリアアクスルシャフト」の広告
が入っていたのでWebサイトをのぞいてみた。
曰く、
シャフトを変えれば乗り味が変わり、
シャフトの摩擦係数が一桁違い、
シャフトの寸法精度が違うので性能が上がる。
シャフト1本で7~8万円から。

良い材料を使って、1品もので切削して、熱処理や表面処理
を考慮すると良心的な売価。
摩擦係数の部分は突っ込みどころ満載なので流す。

現実問題、
ベアリングを変更せず、アクスルシャフトを交換するだけ
で乗り味が変わるかと言われると、理屈が分からない。
シャフトを1品もので作って寸法精度上げるなら、
ベアリングの等級上げて、シャフトのはめ合いを理想値
に変更すれば良いのに。
ベアリングのアウターレースが入るスイングアームの寸法
公差が変更されないのなら、たぶん何も変わらない。
シャフトの寸法公差よりもベアリングの内部スキマが効く。
仮にベアリング等級を上げて内部スキマを小さくすると、
回転抵抗が少し増える。
位置決め精度を主目的にするか、効率を主目的にするか。

商売は、商品の売り文句を思いついた瞬間が成功の瞬間。

とは言え、
純正部品の寸法公差がアメリカンなハーレーの場合、
もれなく多少の効果があるかもしれません(失礼)

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