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無駄な経験はない

年齢を重ねると自然に増えていくものが、
「思い出の品」や「捨てられない物」だと言われますが、
それって「自分は何時までも元気でいられる」という
根拠ない自信があるからそうなると感じます。

例えば、病気で余命何年と言われた人とか、
ガンで5年生存率何%などと言われると、
誰もが死に向かって人生を閉じる準備をする。
色々なものの名義変更をしたり、
無用な契約を解約したり、
後に残すと家族の迷惑になりそうなものを片づけたり。
そうするのが普通、しない人は少ない。

とは言え、
そんな人生を閉じる段取りをしているのに、
なぜか当初予想とは違って元気になったり、
病気が治る(一時的なものも含む)人も出る。
治癒の確率は正しいが、どうなるかは運もある。
最終的には全員死にますが病気と共に生きる人もいる。

大病を経験した人が少し元気になると、
新しい遊びに手を出すのもお約束。
たとえ人生の残りが少なくても、新しい遊びは面白い。
とは言え、
一度でも有限な寿命の数字を突きつけられた人の場合、
遊んでいても常に人生を閉じる準備は怠らない。
それが経験者と未経験者の違い。

無駄な経験はない。

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