安全管理と安全教育
東京ドームシティで起きた設備点検中の死亡事故、
「原因はアトラクション装置からの油漏れ」との
発表(4月23日時点)ですが、理解出来ない話。
昇降機構が油圧シリンダー方式で高さ10mと言えば、
油圧シリンダー方式の限界高さ。
発表の様に電磁弁からの油漏れ原因だとすると、
通常運用時も油漏れが発生していて、点検時に油圧
ユニットを停止したがために落下したか、
点検時に電磁弁を動かしてしまったか、
何かの理由で点検時に油圧が抜けたことによる事故。
通常逆止弁が入っているので余程急激に油が抜けない
と急に落ちて来るものでもない。
というか、落ちる状態で点検は無い。
普通の会社だと、
油圧装置点検の場合は油圧装置の故障前提で物理的
に落下防止部品を装着してから下に入る。
何が起きても挟まれない安全装置を付ける。
落下防止策を講じずに下に入る命知らずはいない。
点検時に油圧だけで荷重保持してはいけないのは
町工場でも常識の話。
クレーンで吊っている荷物の下に入るのと同じ。
今回の発表を聞くと、
死亡した女性は支柱内部の電磁弁を清掃しよう
としていた。
操作パネルに触れた形跡はなかった。
との報道。
仮に電源を落としていても電磁弁には強制駆動ス
イッチが付いているものが多い。油圧制御の電磁弁
を、落下防止策取らずに触ってはいけない。
という前提でみると、
東京ドームシティの安全管理の問題、
東京ドームシティの安全教育の不備、
東京ドームシティが遊具の設備保守点検をどうや
って行っているのか。
東京ドームシティが遊具購入の際、安全装置の確
認を誰がどうやって認可しているのか。
油圧シリンダー方式で物理的落下防止機構が無い
なんて装置は遊具設計では考えられません。
今の時点での情報だと、完全に人災ですが、
「死亡した女性が誤って電磁弁を動かした」
という理由に持って行くと思われます(妄想)。
違うぞ、違う。今回は安全教育と安全管理の問題。
事故で無くなった方は不憫な犠牲者。
大阪エキスポランドでおきたジェットコースター
での死亡事故。あの事故のおかげで点検検査項目
が厳しくなり正しい設備保全が行われるようにな
った。誰かが命を落とす事で未来が安全になる。
今回もこの事故を機に遊具の安全管理が良くなる
事を祈るばかり。
| 固定リンク


コメント
遊具はイタリア製、
日本に大型遊具の安全管理の法律が無いので、
事業者の安全管理が全てという現実も分かった。
イタリアには製造も管理も法律があるので、
製造メーカーの管理手順にのっとっていなかった
という事に見えてくる。
投稿: 高橋@works | 2026年4月27日 (月) 15:40